健康診断

「健康は、社会。経済、個人の発展にとってかけがえのない資源であり、生活の質の重要な要素である」(WHO、オタワ憲章、1986年)と唄われているように健康な心身と職場があって、はじめて企業の発展につながります。
当協会では「働く人の健康を願い」、社会状況やニーズに合わせた健康診断を進めてまいりました。貴社の健康管理事業の良きパートナーとしてぜひ当協会をご利用下さい。

企業が実施する健康診断です。法律で定められた一般健康診断や特殊健康診断の他に、一般健康診断の検査内容を充実させた生活習慣病健診

一般健康診断

雇入時の健康診断(労働安全衛生規則第43条)
  • 労働者を雇入れた際は、次の項目の健康診断を行わなければなりません。
  • 健康診断項目の省略は出来ません。
  1. 既往歴および業務歴の調査
  2. 自覚症状および他覚症状の有無の検査
  3. 身長、体重、腹囲、視力、および聴力(1000ヘルツおよび4000ヘルツの音に係る聴力)の検査
  4. 胸部エックス線検査
  5. 血圧の測定
  6. 貧血検査(赤血球数、血色素量)
  7. 肝機能検査(GOT、GPT、γ‐GTP)
  8. 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセライド)
  9. 血糖検査
  10. 尿検査(尿中の糖および蛋白の有無の検査)
  11. 心電図検査(安静時12誘導)

定期健康診断(労働安全衛生規則第44条)

1年以内ごとに1回、定期的に次の項目の健康診断を行わなければなりません。

  1. 既往歴および業務歴の調査
  2. 自覚症状および他覚症状の有無の検査
  3. 身長、体重、腹囲、視力、および聴力(1000ヘルツおよび4000ヘルツの音に係る聴力)の検査
  4. 胸部エックス線検査
  5. 血圧の測定
  6. 貧血検査(赤血球数、血色素量)
  7. 肝機能検査(GOT、GPT、γ‐GTP)
  8. 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセライド)
  9. 血糖検査
  10. 尿検査(尿中の糖および蛋白の有無の検査)
  11. 心電図検査(安静時12誘導)

    健康診断項目の省略
    次の場合、医師が必要でないと認めるときは健診項目を省略することができます。
    身長:20歳以上の場合
    腹囲:40歳未満の者(35歳の者を除く)、妊娠中の女性、BMIが20未満の者、自ら腹囲を測定しその値を申告した者(BMIが22未満の者に限る)
    かくたん検査:胸部エックス線検査で病変の発見されない場合、結核発病のおそれがない者
    (6)~(9)、(11)の検査については、40歳未満の者(35歳を除く)
    聴力検査:45歳未満の者(35歳および40歳の者を除く)は医師が適当と認める聴力検査のよることができます。

特定業務従事者の健康診断(安衛則第45条)

深夜業、坑内労働者等の特定の業務に従事する労働者に対しては、当該業務への配置替えの際および6月以内ごとに1回定期に定期健康診断と同じ項目の健康診断を行わなければなりません。

  • 健康診断項目の省略
  • 省略基準についても通常の定期健康診断の場合と同じですが、さらに次の省略等が認められています。
  • 胸部エックス線検査については、1年以内ごとに1回、定期に行えば足りることとされています。
  • 貧血検査、肝機能検査、血中脂質検査、血糖検査、心電図検査は6カ月以内に検査を受けた者は、医師が必要でないと認めるときは省略することができます。
  • 聴力検査はオージオメータによる検査を原則としますが、6ヶ月以内に検査を受けた者、または45歳未満の者(35歳および40歳の者を除く)については、医師が適当と認める検査法によることができます。
  • 特定業務一覧 (労働安産衛生規則第13条第1項第2号に掲げる業務)

    1. 多量の高熱物体を取り扱う業務及び著しく暑熱な場所における業務
    2. 多量の低温物体を取り扱い業務及び著しく寒冷な場所における業務
    3. ラジウム放射線、エックス線その他の有害放射線にさらされる業務
    4. 土石、獣毛等のじんあいまたは粉末を著しく飛散する場所における業務
    5. 異常気圧下における業務
    6. さく岩機、鋲打機等の使用によって、身体に著しい振動を与える業務
    7. 重量物の取扱い等重激な業務
    8. ボイラー製造等強烈な騒音を発する場所における業務
    9. 坑内における業務
    10. 深夜業を含む業務
    11. 水銀、ヒ素、黄リン、フッ化水素酸、塩酸、硫酸、青酸、苛性アルカリ、石炭酸その他これらに準ずる有害物質を取扱う業務
    12. 鉛、水銀、クロム、ヒ素、黄リン、フッ化水素、塩素、硝酸、亜硫酸、硫酸、一酸化炭素、二硫化炭素、青酸、ベンゼン、アニリンその他これらに準ずる有害ガス、蒸気又は粉じんを発散する場所における業務
    13. 病原体によって汚染のおそれが著しい業務
    14. その他厚生労働大臣が定める業務

生活習慣病健康診断

法定健診(定期健康診断:)に血液生化学検査と胃部エックス線検査等を追加し、生活習慣病の予防・早期発見を重視した健康診断です。ご要望に応じ、検査項目の変更が可能です。お気軽にご相談ください。

  1. 既往歴および業務歴の調査
  2. 自覚症状および他覚症状の有無の検査
  3. 身長、体重、腹囲、視力、および聴力(1000ヘルツおよび4000ヘルツの音に係る聴力)の検査
  4. 胸部エックス線検査
  5. 血圧の測定
  6. 貧血検査(白血球数、赤血球数、血色素量、ヘマトクリット値、血小板数)
  7. 肝機能検査(GOT、GPT、γ‐GTP、ALP、ZTT、HBs抗原・抗体、HCV抗体)
  8. 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセライド)
  9. 糖代謝検査(空腹時血糖、ヘモグロビンA1c)
  10. 尿検査(糖、蛋白、潜血)
  11. 腎機能検査検査(尿素窒素、クレアチニン、尿酸)
  12. 膵機能検査(アミラーゼ)
  13. 心電図検査(安静時12誘導)
  14. 便潜血反応検査(2日法)
  15. 心電図検査(安静時12誘導)

その他の一般健康診断としては、海外派遣労働者の健康診断等も行っております。お気軽にご相談ください。

※血糖検査については、ヘモグロビンA1cによる検査を行っても差し支えありません。

特殊健康診断
じん肺健康診断

じん肺法で定められた粉じん作業に従事または従事した労働者に対しては、就業時、定期、定期外、離職時に、健康診断を行わなければなりません。

  1. 既往歴・業務歴の調査
  2. 自覚・他覚症状の有無
  3. 胸部エックス線検査(直接撮影)
有機溶剤健康診断

法令で定められた有機溶剤業務に従事する労働者に対しては雇い入れ時、当該業務への配置替え時及びその後6ヶ月以内ごとに1回、定期に、次の項目について健康診断を実施しなければなりません。

業務の経歴の調査

  1. 有機溶剤による健康障害の既往歴の調査
  2. 有機溶剤による自覚症状および他覚症状の既往歴の調査
  3. 有機溶剤による異常所見の既往の有無の調査
  4. 尿中の有機溶剤の代謝物の量の既往の検査結果の調査
  5. 自覚症状または他覚症状の有無の検査
  6. 尿中の蛋白の有無の検査
  7. 尿中の有機溶剤の代謝物の量の検査(使用溶剤による)
  8. 肝機能検査(使用溶剤による)
  9. 貧血検査(使用溶剤による)
  10. 眼底検査(使用溶剤による)

    ※このうち(7)~(10)は、下記の表に示した有機溶剤に限る。

    有機溶剤の種類 代謝物検査 肝機能検査 貧血検査 眼底検査
    キシレン、スチレン、トルエン、|・|・|-トリクロルエタン、ノルマルキサン
    N・N-ジメチルホルムアミド、トリクロルエチレン、テトラクロルエチレン
    クロルベンゼン、オルトジクロルベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素、|・4-ジオキサン、|・2-ジクロルエタン、|・2-ジクロルエチレン、|・|・2・2-テトラクロルエタン、クレゾール
    エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノーノルマルーブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル
    二硫化炭素

    医師が必要と判断した場合に実施しなければならない項目

  11. 作業条件の調査
  12. 貧血検査
  13. 肝機能検査
  14. 腎機能検査(尿中の蛋白の有無の検査を除く)
  15. 神経内科学的検査
鉛健康診断

法令で定められた鉛業務に従事する労働者に対しては、雇い入れ時、当該業務への配置替え時及びその後6ヶ月以内ごとに1回、定期に、次の項目について健康診断を実施しなければなりません。

  1. 業務の経歴の調査
  2. 鉛による自覚症状および他覚症状の既往歴の調査
  3. 血液中の鉛の量および尿中デルタアミノレブリン酸の量の既往の検査結果の調査
  4. 自覚症状または他覚症状の有無の検査
  5. 血液中の鉛の量の検査
  6. 尿中デルタアミノレブリン酸の量の検査

    医師が必要と判断した場合に実施しなければならない項

  7. 作業条件の調査
  8. 貧血検査
  9. 赤血球中のプロトポルフィリンの量の検査
  10. 神経内科学的検査
電離放射線健康診断

放射線業務に従事し管理区域に立ち入る労働者に対しては、雇入れの際または当該業務への配置替えの際およびその後6月以内(改正)ごとに1回、定期に、次の項目の健康診断を実施しなければなりません。

  1. 被ばく歴の有無の調査及びその評価
  2. 白血球および白血球百分率の検査
  3. 赤血球数および血色素量またはヘマトクリット値の検査
  4. 白内障に関する眼の検査
  5. 皮膚の検査
特定化学物質健康診断(特定化学物質等中毒予防規則第39条関係)

特定化学物質を取り扱う労働者に対しては、雇い入れの際、当該業務への配置替えの際及び6月以内ごと(ベリリウム及びニッケルカルボニルを取り扱う労働者に対する胸部エックス線直接撮影による検査は1年以内ごと)に1回定期に実施しなければなりません。また過去に特定化学物質を取り扱ったことのある労働者についても6月以内ごとに同様の健康診断を実施しなければなりません。

物質名

  1. オルト-トリジン及びその塩
  2. ベリリウム及びその化合物
  3. 塩素
  4. カドミウム及びその化合物
  5. クロム酸及びその塩
  6. 五酸化バナジウム
  7. コールタール
  8. 三酸化砒素
  9. シアン化カリウム
  10. シアン化水素
  11. シアン化ナトリウム
  12. 3・3`-ジクロロ-4・4`ジアミノジフェニルメタン
  13. 臭化メチル
  14. 重クロム酸及びその塩
  15. 水銀及びその無機化合物
  16. トリレンジイソシアネート
  17. ベンゼン
  18. マンガン及びその化合物
  19. 沃化メチル
  20. 硫化水素
  21. 硫酸ジメチル
  22. その他
VDT健康診断

VDT作業に従事する労働者に対しては、作業内容に応じて配置前および定期に次の項目の健康診断を実施する必要があります。
健康診断の主要項目は次のとおりです。詳細については、ガイドラインをご参照下さい。

  1. 業務歴の調査
  2. 既住歴の調査
  3. 自覚症状の有無の調査
  4. 眼科学的検査
    • 5m視力検査
    • 近見視力の検査
    • 屈折検査
    • 眼位検査
    • 調節機能検査
  5. 筋骨格系に関する検査
行政指導による健康診断の対象業務

法律で定められた業務以外でも、健康に影響を及ぼすおそれのある有害業務については、行政指導により特殊健康診断を実施することが義務づけられています。特記したものをのぞき、6ヶ月に1回の健康診断を実施する必要があります。

  1. 紫外線、赤外線にさらされる業務
  2. 強烈な騒音を発する場所における業務
  3. マンガン化合物(塩基性酸化マンガンに限る。)を取り扱う業務、またはそのガス、蒸気若しくは粉じんを発散する場所における業務。
  4. 黄りんを取り扱う業務、またはりんの化合物のガス、蒸気若しくは粉じんを発散する場所における業務。
  5. 有機りん剤を取り扱う業務または、そのガス、蒸気若しくは粉じんを発散する場所における業務。
  6. 亜硫酸ガスを発散する場所における業務。
  7. 二硫化炭素を取り扱う業務または、そのガスを発散する場所のおける業務。(有機溶剤業務に係るものを除く)。
  8. ベンゼンのニトロアミド化合物を取り扱う業務またはそれらのガス、蒸気若しくは粉じんを発散する場所における業務。
  9. 脂肪族の塩化または臭化化合物(有機溶剤として法規に規定されているものを除く。)を取り扱う業務またはそれらのガス、蒸気若しくは粉じんを発散する場所における業務。
  10. 砒素または、その化合物(三酸化砒素を除く。)を取り扱う業務またはそのガス、蒸気若しくは粉じんを発散する場所における業務。
    ※法改正により、特定化学物質(第2類)の健診を実施(2009年4月1日から)
  11. フェニル水銀化合物を取り扱う業務またはそのガス、蒸気若しくは粉じんを発散する場所における業務。
  12. アルキル水銀化合物(アルキル基がメチル基またはエチル基であるものを除く。)を取り扱う業務またはそのガス、蒸気若しくは粉じんを発散する場所における業務。
  13. クロルナフタリンを取り扱う業務またはそのガス、蒸気若しくは粉じんを発散する場所における業務。
  14. 沃素を取り扱う業務またはそのガス、蒸気若しくは粉じんを発散する場所における業務。
  15. 米杉、ネズコ、リョウブまたはラワンの粉じんを発散する場所における業務。
  16. 超音波溶着器を取り扱う業務。
  17. メチレンジフェニルイソシアネート(M.D.I)を取り扱う業務またはこのガス若しくは蒸気を発散する場所における業務。
  18. フェザーミル等飼肥料製造工程における業務。
  19. クロルプロマジン等フェノチアジン系薬剤を取り扱う業務。
  20. キーパンチャーの業務。
  21. 都市ガス配管工事業務(一酸化炭素)
  22. 地下駐車場における業務(排気ガス)
  23. チェーンソー使用における身体に著しい振動を与える業務。
  24. チェーンソー以外の振動工具(さく岩機、チッピングハンマー、スインググライダー等)の取り扱いの業務。
  25. 重量物取り扱い業務。
  26. 金銭登録の業務。
  27. 引金付工具を取り扱う業務。
  28. 肢体不自由児施設、特別養護老人ホーム等重症心身障害児者の入所施設における介護業務。
  29. VDT作業
  30. レーザー機器を取り扱う業務またはレーザー光線にさらされるおそれのある業務。
学校保健法に基づく健康診断(学校保健法第6条)

学校保健法にもとづく児童、生徒、学生の健康の保持増進を図るための健康診断を公立学校や私立学校からの委託により実施しています。

  • 腎臓検診
  • 糖尿病検診
  • 心臓検診
  • 結核検診
  • 寄生虫卵検査
  • 総合健康診断

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